えんのう日記

2学年大学見学

9月12日(月)2学年の生徒が江別市にあります酪農学園大学を見学しました。
当日は、模擬講義や研究室訪問を行い、生徒は普段はなかなかできない体験などをさせていただき、大学や農業について多くのことを学んだ1日でした。
 
詳細は、下のPDFファイルをクリックしますと、ご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
 
↓2学年大学見学↓
 

前期末考査

 9月6日(火)から9日(金)にかけて、前期末考査を行いました。
試験が近くなるにつれ、担当の先生の所へわからないところを尋ねる生徒が増えており、学習意欲の高さが見られました。
試験当日は、休み時間も使って復習を最後まで行い、試験に挑んでいました。
難しい問題に頭を抱える生徒や、解き終わり充実した表情をみせる生徒、最後まで粘り強く取り組む生徒など、様々な生徒の様子を見ることが出来ました。
生徒も教員も、今回の試験の結果を分析し、どこまで理解ができているのかを把握したうえで、今後の学習や学習指導に生かしていきたいと思います。
                          (文:佐々木)

 

令和4年夏季企業訪問②

令和3年度卒業生 舟 根 希 来 さん

 

 株式会社北栄ファームはセイコーマートの農業部門を一手に担う農業法人。北海道に6カ所、茨城県に1カ所、計7カ所の農場を所有している。舟根さんは、夕張郡長沼町にある長沼農場に勤務している。この農場では広大な畑でトマト、きゅうり、なす、馬鈴薯、長ネギ等を栽培している。

 この日は、たいへん日差しの強い日で、作業着姿の皆さんは、腰にファンの付いたベストを身につけていた。暑い日のハウス内作業には欠かせないという。

 太陽が頭の真上に昇る午後の仕事始めの時間、とても明るい笑顔の舟根さんが作業着姿で現れた。

「さぁ、これから仕事だぞ」という緊張感を纏っているのが、彼女からひしひしと伝わってくる。

舟根さんの話によると現在はきゅうりの収穫が最盛期を迎えているという。現場での舟根さんはほとんど手を休めることがない。きゅうりの収穫用トレイを軽トラの荷台に積み込み、積み終わるとすぐ軽トラを運転し、いくつものハウスにトレイを配備する。しばらくして戻ってくると同僚と打ち合わせ、その後ハウスの中できゅうりの収穫をはじめた。こういう仕事に対する真面目さは、高校生時代から変わらず、立派だなと思う。

 舟根さんは野菜の成長を見守ることにやりがいを感じている。自分にはまだ子供がいるわけではないがとことわりをいれつつ、子供の成長を見守るのと同じような喜びを日々得ているという。野菜へ愛情を注ぎ込む舟根さんの姿が目に浮かぶ。

 また舟根さんが現場で大切にしていることは、コミュニケーションだ。年齢層様々なパートさんたちを束ねる立場にあるため、普段の何気ない会話も大切にしているという。仕事上の信頼関係は一つひとつのコミュニケーションの上に成り立っていることを舟根さんは力強く語ってくれた。上司の横山さんも舟根さんの人柄とリーダーシップを高く評価してくれている。

 最後に遠別農業の後輩へ次のようなメッセージをくれた。

 面接練習を早めに始めて、しっかりやること。

 挨拶や礼儀を身につけることはもちろんのこと、人に自分の思いを伝えたり、物事を説明したりすることは社会では当たり前のようにあるし、また時には人間関係において困難を感じることなどもあるのだから、社会で生きるための準備として、コミュニケーション力をできるだけ身につけておいたほうがいいということだ。舟根さんの実感からくる貴重なアドバイスだ。

文:岡崎

 

令和4年夏季企業訪問①

今夏、遠農卒業生の勤める会社を訪問しました。
その時の様子を2つに分けてご報告します。

令和3年度卒業生 桑 名 琴 美 さん
街の喧騒を感じさせない落ち着いた場所に有限会社坂東牧場( 沙流 さる 郡日高町)はある。そこには映画『優駿』に見るようなロケーションが広がっていて、時折吹く風も爽やかだ。

 坂東牧場は、サラブレッドの総合牧場として 預託 よたく 、繁殖、育成、調教を行っている。特に様々な馬主からサラブレッドを預かる預託業務を中心に行っており、一頭一頭を丁寧に育てるための設備も充実している。

 この日の夕方、桑名さんは厩舎の中で飼い葉をほぐす作業の手を止めて、優しい笑顔で迎えてくれた。卒業して間もないが、すでに社会人らしいたくましさを感じる。今の仕事に充実感を覚えてもいるようだ。 

 桑名さんはサラブレッドの世話をする厩務員。厩務員は主に馬の手入れ、餌やり、厩舎の清掃、放牧・集牧等、サラブレッドと身近に関わる仕事をする。率直にやることがたくさんあって大変な仕事だなと思ったが、桑名さんはサラブレッドの世話をすることに魅力を感じているという。自分が馬に手をかける分、馬から相応の反応があるからだ。おそらく馬との信頼関係が築き上げられていく手応えもあるのだろう。馬は人間の4〜5歳の子供と同じくらいの知能を持っていて、世話をする人間の性格等は見極めることができるらしい。桑名さんは、私は馬になめられていると言っていたが、おそらく本当はそうではなくて、多くの馬から懐かれ愛されているのだと思う。

 

高校時代に学んだことの中で、今役に立っていることはありますか?という問いに、桑名さんから

 

「言われる前に自ら動くこと」という答えが返ってきた。当時を振り返ってみると、確かに探究活動では実験、調査を人知れず行っていたし、周囲に対する気配りも良くできる生徒だった。日々たくさんの任務に当たる厩務員にとって「言われる前に自ら動く」というスタンスで働く桑名さんは、きっと頼もしい存在に映っていることだろう。

 一方で、桑名さんは社会人になって、気持ちのオン・オフの切り替えが大切なことに気づいたという。例えば、高校時代はプライベート上の気持ちの落ち込みを翌日そのまま学校に持ち込んでしまったこともあったようだが、現在、会社で働く身としては、そういうわけには行かないことを身にしみて理解しているということだ。

 坂東牧場を訪問して最も印象に残っていることは、桑名さんを含め皆さんが優しく迎えてくれて、明るい挨拶をしてくれたことだ。結局私はそのご厚意に甘えてこの牧場に1時間半も滞在してしまった。どこのエリアに行ってもウエルカムな雰囲気で接してくれる皆さんのおかげで、私はたいへん居心地が良かったのだ。

優しさは人にも伝わるし、きっと馬にもそれは伝わっている。

 桑名さんは職場に恵まれた一人だと思う。
文:岡崎

スポーツフェア

8月19日(金)本校グラウンドにてスポーツフェアを行いました。
この日のために保健委員の生徒を中心に準備や全校体育を行い、生徒はスポーツフェ
アへの気持ちを高めていました。また、今回は他学年の交流を深める目的も含め、縦
割りでチームを編成しました。
 
当日は、サッカー・綱引き・ポイントPK・リレーの4競技を行いました。
体育の授業で行っている競技や、誰もが楽しめる競技を入れ、とても盛り上がりまし
た。次は冬にも予定しています。今回よりも更に盛り上がることを期待しています!
                                                                             〈文:伊藤〉 
 
*3年来田 友希さんの感想
「他学年のチームで、今まで話したことのない人と話せたり交流でき、楽しかったで
す。これを期に他学年と交流していきたいと思いました。」
 
*1年盛合 洸希さんの感想
「保健委員として、用具の準備などしっかり行い、当日は楽しめました。冬にも行う
予定なので、次も準備を頑張りたいです。」