えんのう日記

3年間の寮生活を振り返って

卒業式前々日の2月28日、3年生が家庭学習期間を終え、帰寮しました。
1・2年生も、3年生の帰寮を楽しみにしており、たくさん会話をしていました。

3年生は、退寮前に食堂の職員方へメッセージを渡し、職員の方から温かい激励を受けました。3月1日には部屋の清掃・清掃・整理整頓の最終仕上げを行い、退寮時の最終点検では、全員綺麗な状態で退寮しました。寮生活で培った経験を糧に、次の進路先でも頑張ってもらいたいと思います。【文:生徒指導部 伊藤】

※写真は和敬寮での様子です。

☆最後の夕食後、職員の方へあいさつの様子☆

☆点呼後に行われた在寮生へメッセージの様子☆

☆3年生を囲んでの集合写真☆

*和敬寮生(男子寮)川村 佳海太さん

「初めて寮に入った時、自分はここでどんな生活をするのだろうと考えていました。3年生になってここまで大変な事が多かったですが、遠別農業に入学しなければ大変な事も経験できなかったと思います。自分は中学生時代に親元を離れて生活することを少しも考えていませんでしたが、自分で道を決めて周りの人に支えられながらやり通したことで寮生活で大きな経験を得られたと思います。これからは支えてくれた親に感謝しながら恩返しできるよう頑張ります。」

*センター生(女子寮)青山 珠莉さん
「入学した頃は沢山の不安や心配を抱えていましたが、先輩に仲の良い人がいたり優しく接してくれる人もいたので、わからないことは聞いたりすることができました。学年が上がるにつれて、考え事や揉める事も多々ありましたが、3年生の時には最高学年として責任ある行動をし、ルールを守りつつ楽しい寮生活を送れました。集団生活をするにあたって大切なこと、様々な事を身に付けることができました。卒業後も寮生活で学んだことを活かしたいと思います。」

総合的な探究の時間成果発表会

1月26日(金)本校体育館にて総合的な探究の時間成果発表会を実施しました。今年度から総合的な探究の時間が開設され、3年生は週に2時間、活動を行ってきました。1人1つ課題を設定し、その課題を解決するためにデータを集め、分析し、まとめて発表するまでを、生徒が自ら行います。
 発表会では、農業高校生らしい栽培や食品加工に関するテーマから、運動や幸福度に関するテーマなど、生徒の興味関心に基づいた発表を聞くことができました。
 聴衆者として参加した1・2年生からも、発表に対する積極的な質問が行われ、活発な発表会となりました。
 「再生栽培と普通栽培で味・形に変化はあるのか」というテーマで発表を行った、青山さんの感想です。
 「4種類の野菜を、きちんとお世話することができました。食味調査までは行うことができませんでしたが、先生方の協力もありながら1年間活動を続けることができました。この活動を通して、何事にもチャレンジする力が身につきました。作物を長期期間育てることも新しいチャレンジですが、害虫や病気への対処などは作物を実際に育てないと経験できないことなので、チャレンジして良かったと思います。就職しても様々なことにチャレンジしていきます。」
 2学年でもすでに探究活動をスタートしています。来年度も個性豊かな発表を聞けることを楽しみにしています。

(文:佐々木)

最近の和敬寮の様子

3年生が家庭学習期間に伴う一時帰省となり、しばらくは1. 2年生中心の寮生活となります。先月は休日の貴重な時間、 有志で除雪をしてくれた寮生もおり、一人一人頑張っています。

2月1日に、新寮長と副寮長が決定しました。 新寮長の2年加藤総一郎さんは「 寮生活のルールを今一度皆で守っていき、 皆がよりよく楽しい寮生活を送れるよう頑張ります」 と話していました。新年度に入るまで、 一人一人が寮生活を通した生活習慣の向上や人間的成長を期待して います。【文:生徒指導部 伊藤】

 


☆寮長

2年 加藤 総一郎(礼文町出身)

◎副寮長

2年 岡本 竜之介(礼文町出身)

1年 入井 蒼士 (利尻富士町出身)

1・2学年スキー授業

1月22日から1・2学年の体育の授業では、遠別幸和スキー場にてスキー授業を行っています。生徒は技能別の班に分かれて、先生方の指導をしっかり聞き、少しずつ上達しており、「楽しい」と感じている生徒も多く、充実したスキー授業を行っています。

スキー授業は1月30日まで行っており、2月6日(火)にはスキー遠足を予定しています。【文:保健体育科 伊藤】

開寮に向けて「除雪」

1月15日の暴風雪により、和敬寮が雪で埋もれてしまった状態になりました。
そこで、開寮に合わせて、教職員・実習助手総出で除雪作業を行いました。

教職員の腰まで埋まる吹き溜まりの箇所もあり、体力勝負の作業でしたが、なんとか寮生が出入りできるまでには除雪をしました。まだまだ除雪しなければいけない箇所もありますが、今後も寮生や教職員とも連携・協力しながら、排雪をしていき、安全な寮運営に努めます。【文:生徒指導部 伊藤】

冬のスポーツフェア

12月21日に冬のスポーツフェアを行いました。
当日は学年対抗バレーボール、バドミントン、バスケットボールを実施し
大会スローガン「R5をいい感じに締めくくろう」のもと、遠別の寒さを吹き飛ばすような熱い好プレーがたくさんあり、とても盛り上がりました。今年はバレーボールにおいて教職員チームを結成し、教職員と生徒の交流を深めました。また、各競技の審判は保健委員会で行い、体育の授業で培った知識を生かす場面もみられました。

今回のスポーツフェアでの身についた能力を、各学級活動や部活動、農業クラブ活動や分会活動に活かされることを期待しています。【文:保健体育科 伊藤】

◆各成績・総合順位◆
①バレーボール
1位 1年生Aチーム
2位 2年生Bチーム
3位 2年生Aチーム

②バドミントン
1位 2年生Cチーム
2位 1年生Bチーム
3位 3年生Cチーム・1年生Aチーム

③バスケットボール
1位 2年生
2位 3年生
3位 1年生

④総合順位
1位 2年生
2位 1年生
3位 3年生

*2年 木戸 結心さん
「みんな良い感じの声掛けをして、明るく、授業で学んだことや身についたことが生かされ、思い通りに動けました。去年より楽しかったです。」

*1年 泊村 陸さん
「バレーボールでは優勝できて嬉しかったです。バドミントンでは、ペアと一緒にプレーできたが、最後決勝で負けた事が悔しかったです。来年はバレーボールで連覇したいです。」

☆選手宣誓の様子(3年 木村 颯さん)☆

1年生の実習の風景

12月13日農業と環境の授業で餅つきを行いました。
この授業では水稲の播種から育苗、田植、生育調査、収穫、脱穀、精米までの一連の工程を学んできました。今回はその成果として収穫したもち米を使って餅つきの実習を行いました。また、本校で栽培した小豆と大豆で作ったあんこときな粉をまぶして試食しました。この授業を通して農業の大切さを学ぶことができたと考えています。次年度はもっと良い水稲を栽培できるように頑張っていきます。                                                                                   【文:滝澤】

防犯・薬物乱用教室

12月18日に天塩警察署の佐藤様を講師としてお招きし、防犯・薬物乱用防止教室を実施しました。
当日は講話形式でお話をいただき、護身術体験から薬物の危険性、インターネット(SNS)の利用方法、闇バイトについてのお話がありました。生徒の中には初めて護身術を体験した生徒もおり、冬季休業を安心・安全に過ごすために真剣に取り組み、講話を聴いていました。最後に佐藤様から学校生活へのエールもいただき、充実した防犯・薬物乱用防止教室となりました。【文:生徒指導部 伊藤】

ASIAGAP公開審査を受けました。

11月7日(火)、11月8日(水)にASIAGAP公開審査を受けました。本校では2019年にASIAGAP認証を取得して今年で5年目となります。ASIAGAPとはGFSI(Global Food Safty Initiative)から承認を受けたGAP認証制度です。食品安全、環境保全、労働安全、人権福祉、農場運営の要素を含んでいます。
本校では穀物(もち米)、青果物(ジャガイモ、タマネギ)のGAP認証を取得しています。審査を担当した3年生11名はこの日のために農場を整理整頓したり必要な資料を作成したりしました。
生徒のコメントを紹介します。
丹野さんは「自分たちの農場では様々な管理が行われていることを知りました。1年に一度審査を受けることで管理方法や実習で注意することを思い出して、新たな注意点や改善点を見つけることができるんだなと感じました」と話していました。
青山さんは「私たちは3年間農業に関わることを学んできました。この学びは農業を行うためには必要であり、GAP認証を受けることの大切さについて学んだことで、新しい知識が増えました。また、審査員の梅津様が細かく説明してくれたこともあり、より理解が深まりました」と話していました。
以上生徒のコメントでした。これからもGAP管理をすることで安心で安全な農産物を生産していきます。                      (文:滝澤)

 

 

ファーマーズトークin RUMOIに参加しました。

11月21日(火)、11月22日(水)に遠別町生涯学習センターマナピー・21で行われたファーマーズトークin RUMOIに参加しました。
このイベントは留萌管内の若手農業者と本校生徒の交流や意見交換を通し、農業に関する課題や新たなアイディアを発見することを目的としています。
1日目は、若手農業者と本校生徒によるプロジェクト発表が行われました。

2日目は、若手農業者と本校生徒によるクループワークが行われました。

生徒のコメントを紹介します。
岡江さんは「1日目は、北海道各地の若手農業者がスライドを使って農作業をしている様子などを紹介していました。その後は、本校2年生がプロジェクト発表をしました。農業の楽しさや、大変さを学ぶことができました。2日目は、荻野さんの講演とパネルトーク、農業×○○というお題で話し合うグループワークがありました。特に印象に残っているのは荻野さんの講演です。今まで経歴や農業経営を知ることができました。また、農業だけにとらわれず、様々な活動をしていらっしゃることに驚きました。どれも貴重な体験で今後の学校生活や進路に生かしていきたいです」と話していました。以上生徒のコメントでした。
農業青年との交流を通して本物の農業について学ぶことのできることは貴重な体験です。今後もネット―ワークを広げ、地域に寄り添った農業活動を行っていきます!
(文:滝澤)